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Namur ナミュールから La Meuse ミューズ川沿いの国道 N92 から西へ向かう N971 へ入り、人の気配の無い動物達の聖域を縫う林道を、せせらぎを超えながら進むと、高台が急に開ける。堂々たるMaredsous マレツー修道院教会のファサードは、そのビールのラベルにデフォルメされて描かれている。ベルギーにも数少なくなった活動中の修道院であるここは、他と大きく異なり開放的である。否、その様に感じられる。決して修道僧や修行者を見た事は無いのであるが。広々とした駐車スペースから教会へ向かうと、テント張りのカフェが在った。そこには、何とMardsous の樽出しビールだけで、しかも⑥⑧⑩ (1995年のこの時には、⑨も有った。)の表示は無く、Dubbel-Tripel とあった。簡単な”おつまみ”も用意されていて、それを手に屋外のテーブルに座りビールと供に頂くのであるが、何とも取り巻く自然と空気に合っていて気持ちが良い。気が付くと、人里離れた場所にも拘らず、少なくない人々が集っている。一瞥の限りでは、高齢者が多い。ベルギーに限らずヨーロッパで、若者を多く見掛けるのは、学生街の一部で、その他は大人が占領している様に見える。ここも例外では無く、更に顕著であった。
何と自ら運転して来た自家用車から降りた、杖を頼りに手に手を取った老夫婦が、サービス・カウンターでビールを受け取り、席に付く迄にその大半を溢しはしないかと、見守る我等を尻目に、”己が倒れ様とも手にしたビールは放さない”の覚悟を漲らせ、席に付くや、虎の子ビールを”グビ”、互いに見詰め合い、微笑み合い、健闘を称え合い、更に”グビ”。ビール国のビール飲みの真髄を見た気がした。樽出しビールはこの様な状況下で飲まれるに相応しいと思えた一場面であった。
by ceresteaks
| 2005-11-02 11:36
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