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ベルギーで醸造所を訪れると、見学と併せて解説を聞ける事が多い。尤も、大手のビール工場では予め用意されたビデオテープを見て、お決りの見学コースを歩き、お土産売り場に辿り着く。同行して呉れる、多くの場合女性のビールに付いての知識は”美味しい泡のある液体”程度しかなく、『趣味は何ですか・・・・・』 『日曜日は何してますか・・・・・』と合コン初心者が発する質問位しか思い当たらない。小生は見学事始の頃、この事が分からず食い下がって質問した。
結果、『私はパートタイマーで、約束の時間ももう終わるので帰宅する。後は、会社の人に聞いてほしい。』と宣ふ。その後現れた初老の”コブトリ ジイサン”はノベルティーを数点差し出して、にこにこしながら去っていった。しかしながら、小さい情熱溢れる醸造所を訪ねると、事態は全く異なる。そこの醸造家は雄弁、多弁であることが多く、一人で、差で説明を受けると彼等の唾を、顔にタップリ受けることになる。更に、その熱意のなせる業で、説明は矢継ぎ早で合いの手を入れる隙間も無い。理解し易い言葉であれば未だしも、あちらの言語表現力不足、こちらの理解力不足で、つまり”解り難い”。これは、少々辛い。De Troch を訪れたときも、この例で、オーナー"Jos"の次男"Michel ミシェル" だったと思う青年が熱弁を振るって呉れた。小生はボイスレコーダーでそれを録音し、後で聴き返しもしたが、益々闇の中。その場に居合わせた時の方が、説明者の表情や、ジェスチャーや、指差し方等で理解出来たような気がした。小生の立案ツアー同行者は、薦められるビールは決して断らず、飲み終えたグラスをも舐めまわすような、多大な尊敬に値する”貪欲”で ”卑しい” 愛好家が多い。その人達が何と、Michel君の説明の後の試飲会で、グラスに注がれた"Chapeau シャポー"ブランドの数々を残しているのだ。極めて正直な反応に、円滑な社会生活上の社交辞令を尊ぶ、日和見山田をたじろがせた。 しかしながら、現在の"Cuvee Chapeau Oude Gueuze"(以前の"De Troch Gueuze Fond"と同じものか?)は伝統と高い技術力に支えられた真に本物の Lambic である。De Troch の面目躍如である。パチ、パチ、パチ、パチ・・・・・・・・。
by ceresteaks
| 2005-08-14 08:52
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