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脈絡も無く思い付くままに話しを進めているが、ここで又戻る感じである。と言うのは、容器の栓に付いて記したい。ベルギービールの多くでは、330ml以下の容量壜では王冠で栓をする事が多く、375ml以上ではコルクでそうする事が多い。少数にスイング・キャップのモノがある。その理由として、過去において王冠の寿命が約5年と考えられていて、長期熟成を期待されるビールは、大容量の容器に入れ、より寿命の長いコルクで栓をした。事実、小生の経験でも、壜詰め後10年以上経過した330mlのベルギービールの王冠を抜き、それを賞味したとき、その液体にガスは殆ど無かった。王冠を見ると、それは錆に侵され、内張の素材も劣化していた。これでは、気密性は保てない。
ソムリエもワインをサービスするとき、注文のあったワインを、そしてエティケを客に見せ、同一のものである事を確認して貰い、中身を入れ替える事の無いよう客の眼前で抜栓し、そのコルクを客に見せる。これは、その客の注文したワインの保管状態を知らしめる為で、確かに、コルクを見る事で多くの情報を得る事が出来る。ベルギービールにおいても同様で、客の眼前で開栓、或は抜栓し、その王冠ないし、コルク栓を客に見せる。これが基本であろう。前言を翻す様だが、年々王冠と内張素材、そして打栓機が進歩した為か、王冠の寿命も飛躍的に延びた。結果的に、Brasserie d’Achouffe アシュフ醸造所の様に750mlの大壜でも王冠だけで止めている。それに比べてコルク栓に付いては進歩が少ない。近代科学を駆使しても、上質のコルク以上の長期機密を保てる素材は発見されていない。蛇足ながら、『コルクは微量に空気の流通がありそれが、熟成を促す。』との神話があるが、これは嘘である。 ベルギービールのコルク栓である。コルクは高価である。上質のそれは、1mm長くなる毎に二乗倍で、価格は上がると聞く。超特級ワインのそれの価格は、中級ワインの価格に匹敵すると言う。それを踏まえても、ベルギービールでは、粗悪なコルクを使い続けている。 それでは、合成樹脂のコルク栓代用品の方が良いのではないか、と小生は言い続けた。これが聞き入れられた、とは思わないが、近年Westmalle Tripel の750ml壜の栓は合成樹脂に代わった。 ボア・セレスト 港区赤坂2-13-21 清川ビルB1 Tel/Fax:03-3588-6292 E-mail: cereste@m2.pbc.ne.jp
by ceresteaks
| 2007-05-07 11:33
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