もういい加減飲みたいところだ。しかし、歪な性格の小生は皆様に、泡に続いて色を観察する事をお勧めしたい。ビールの液体部分の色は、時間、温度、湿度等々の条件で、性格や色の違いを生み出す、様々な麦芽によって多くの場合生まれる。当然ながら、例外がある。果実等の混合物や副原料、そして熟成方法等が知られている。焙煎に因る色の違いは、コーヒー豆のそれを思い出して頂ければ、近い理解が得られる。深煎りのそれは豆の色が濃い。結果、同条件下で、それを使ったコーヒーの色は浅煎りのモノより濃い。ビールにおいても大方同様である。濃い色のビールは濃い色の麦芽を多く使っている。ところが、この麦芽の種類と言ったら、尋常ではない。更に、麦芽製造会社により独自の名を付けている事もあるから、事は混迷を深める。
ボア・セレスト
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