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事が終わって、私は意識朦朧、呆然自失、疲労困憊、全身脱力・・・・。であるのに、Rebeccaは、いつも以上に輝いた顔で、弾んだ声で、今如何に自分が幸せかを止め処も無く話す。私にすれば、“放っといてくれ、触らんでくれ。”の気分であるが、見せ掛けの優しさは片手一杯分、並より多めに持っている。彼女の額にキスをし、頬を撫でた。彼女の頭の下になっている、私の片腕の感覚が無い。こちらの人の多くは、歓喜を表すのに憚(はばか)りは無い。彼女の咆哮とも思える、声が耳に残り、彼女の各部の温もりが手に残っていた。その手が、今は痺れて痛い程だ。重さをひしと感じる。暫くは、身を横たえていたいのだが、腕が悲鳴をあげつつある。それと気付かれぬよう、身を起こし、テーブルのずり落ちそうだった、僅かにBush ビールの入ったグラスを、震える手に取り、その液体を口にした。凡そ38分16秒放置され、泡も消え失せたそれであったが、味わいは柔らかく、黄金糖を口に入れ若いコニャックを少量飲んだ様だ。正に、今の私の身体、及び精神状態に酷似している。年代物の赤ワインを、空気に触れさせ、酸化させる為にも、デキャンティングし香りを開かせる。ベルギービールにも同じ様な楽しみ方があるのだと気付かされた。彼女のグラスは空になっている。口移しに、この悦びを分けてあげよう。
以上は空想小説で、登場人物は実在しません。 ボア・セレスト 港区赤坂2-13-21 清川ビルB1 Tel/Fax:03-3588-6292 E-mail: cereste@m2.pbc.ne.jp OPEN:18:00~24:00,23:00(土曜日) CLOSE:日曜日、祭日
by ceresteaks
| 2008-02-07 09:09
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