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偉容を誇る古典建築様式のLa Bourse(ラ・ブルス 証券取引所)。その前をBoulevard Anspach(ブールヴァー・アンスパック アンスパック大通り)が横切る。その大通りを渡ると、広いRue Antoine Danseart(リュー・アントワンヌ・ダンサー A.ダンサー通り)が眼前に続く。2000年以降に新進デザイナーの店が建ち並び、最新モードの通りに生まれ変わったが、この当時は、寂れた下町の感を否めなかった。そのRue Antoine Danseart の入口付近に“Le Chat Noir(ル・シャ・ノアー 黒猫)”と言うレストランが在った。レストランと言っても、立派なものではなく、食事の出来る“カフェ”程度のものだった。しかし、極々庶民的なベルギー料理が有り、私の気に入りの店の一つだった。特に、Le Spaghetti jambon et fromage(ル・スパゲッティー・ジャンボン・エ・フロマージュ)は好きだった。茹で上げたスパゲッティーに生ハムを巻いて麺の脇に添え、細切りのエメンタール・チーズを麺が隠れる程のせたモノだ。その素朴な味わいが好きで、特に飲み過ぎた次ぎの日等に、よく注文した。その日は、そんな日ではなかったが、その店に入り、通りに面した大きな硝子窓、と言うより下から上まで硝子であるから壁と言った方が適切か、その直ぐ際の席に座った。こうして、行き交う人々を眺めるのも楽しみの一つだ。暫くすると、先程の無愛想な女性が雑誌を抱えながら入ってきた。
以上は空想小説で、登場人物は実在しません。 ボア・セレスト 港区赤坂2-13-21 清川ビルB1 Tel/Fax:03-3588-6292 E-mail: cereste@m2.pbc.ne.jp OPEN:18:00~24:00,23:00(土曜日) CLOSE:日曜日、祭日
by ceresteaks
| 2008-02-18 11:00
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