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その無愛想な女性は表情を変えず、と言うより、無表情の氷の様な顔で、私の隣の席に座った。一瞥して、「Bonjour. Il y a quelques instants・・・・. ボンジュール,イ・リ・ア・クエルク・アンスタン・・・。今日は,先程は・・・。」と私が挨拶しても、『・・・』と軽く肯くだけ。取り付く島も無い。在白(白耳義=ベルギーの漢字表記。略称は“白”。)の先輩に、『囲われた空間で、一人で居る女性には、何かしら話し掛けるのが紳士の嗜みである。』と教わった。それを120%真に受け、実践している。多くの場合、それが功を奏し、互いに楽しい一時、二時、三時、丑三つ時を過ごせた。ところが、只今の状況は何だ。彼女は、さっさと持っていた雑誌を開き、それに見入っている。私には、振り上げた拳、喉まで出ている言葉、向きを変えようとした腰、注意を促そうとした足、それらの持って行き場が無い。幸いと言おうか、好みのパスタ料理と一緒にと注文したStella Artois ステラ・アルトワのドラフト・ビールが専用グラスに注がれて、テーブルの上にあった。それを手に取りグビと飲んだ。当時のそのビールは、モルトの味わいが後のモノより深く、仄かな甘味を余韻の中に感じる事ができた。私は、炭水化物の食材料理の時には、しばしばそのビールを選んだ。料理屋で供される容量も25cl或は33cl(cl=centilitre センチリットル 仏:サンティリットル 1/100 リットル。欧州では標準的度量衡表示。自動車の排気量もこの例。) の事が多く、それも気に入っていた。
以上は空想小説で、登場人物は実在しません。 ボア・セレスト 港区赤坂2-13-21 清川ビルB1 Tel/Fax:03-3588-6292 E-mail: cereste@m2.pbc.ne.jp OPEN:18:00~24:00,23:00(土曜日) CLOSE:日曜日、祭日 by ceresteaks | 2008-02-22 11:26
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