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毎週土日は、このブログをお休みするつもりでいます。しかし、特別な事が有ったときは記事にしましょう。昨日7月16日(土)、友人のアメリカ人”ブライアン・ハレル”氏に誘われて、沼津の港の直ぐ近くに在るベアード醸造所へ行った。開業5周年のパーティーとの事です。
ベルギーで多くの醸造所を見学し、小生には一つの結論があります。それは、社主或いは醸造家が、明確且つ具体的な方向性を持ち、それを具現させた設備、ときとしてそれは歪な不揃いなモノであったり、中古の代用品であったり、古ぼけた年代モノであったりしますが、それ自体が強い意思を持っているかのように設置されている醸造所のビールは 〔美味しい〕 です。 一方、設備会社が用意した、色形が見事に揃った装置を配した所は、失望する事が多い。 更に付け加えると、前者は原料、その保管、その使い方に創造的な拘りが多い。後者には、それがあまり見られない。 日本の地ビール醸造所は、残念ながら後者の場合が多く、小生を満足せしめるものではなかった。ベ醸造所のビールは、過去幾度も全銘柄飲んで、小生の中でも評価の高いものだったので、喜んでハ氏の誘いに乗った。幸せな事に醸造中の醸造所内を見せて呉れる事となり、2階のビア・パブから裏階段を降り階下のそこへ行った。1回20L程度の小さな設備で、ドイツの”Beraplan”社製でした。しかし、しかし、ただ一人で醸造所している”ブライアン・ベアード”氏の情熱は熱く、確固たる意志があり、方法論もあり、仕事が緻密でした。いささか、胸を打たれる思いでした。美味しいビールを充分に飲ませて頂き、鈍行の東海道線に揺られ、ウトウトしながら帰路に就きました。
by ceresteaks
| 2005-07-17 07:30
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