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我等一行は、昼食の後一旦ホテルへ帰り、服装を整え心構えを確認し出発の時を待った。今宵は、Meuse ミューズ/ムーズ川のNamur ナミュール から更に下流の人里離れた所に在る、Restaurant”Bergerie” レストラン”ベルジェリー”へ出掛けるからだ。そこは、ベルギーのレストラン・ガイド等でも高く評価されている所で、そのH.P.を見ても、その立派さが分かる。
果たして、その時は来た。ホテルを出て、Namur の市街地中心から西へ進み、川を越える。川沿いのN[90]を北西に進む。高速道路E[411]の高架下を過ぎ、人家の無い街灯も無い道を黒い水の流れを左に感じながら、尚も進む。本当にこの道で良いのか、と頭を僅かな疑念が過ぎる。すると、右手に目指すレストランの小さな道標と言うべき看板を発見した。街道から逸れ、坂道を上がる。暫くすると、その終点と思し気所に屋敷群が広がる。広い前庭、小さな池が在り、それを囲む様に車用のロータリー状の舗装された道が在り、更に周辺に建物が並ぶ。全て Guy & Marc Lefever ギ& マルク ルフェヴェール 家族所有の土地建物である。車を駐車場に置き、レストランへと向かった。入口手前で、厨房を大きな硝子越しに見る事が出来る。見事に整理された、美しい清潔な内部に、これまた手入れの行き届いた銅製の多数の鍋が輝いて吊るされていた。いったい何人の調理人が働いているのだろう。その大きな硝子窓の手前に生簀があり、正に今宵の予約の為のオマールや他の魚貝が、そこに放たれていた。H.P.に拠れば更に大きい生簀を保有しているそうだ。入口の重厚は扉が開けられ、背広の紳士が我等を招じ入れて呉れた。只々立派な設えと、接客態度に感動さえ覚える。夫々コートを預け、先ず、ウェイティング・バーで献立表を見ながら、食前酒を楽しむ。広々とした空間と、華美ではない風格ある調度品に囲まれ、時がゆっくりと流れて行く。小生の様な小者には日常の 日本では、なかなか持つ事が出来ない時である。これだからベルギーの旅は止められない。 手洗いに立ったついでに、受け付け付近で経営者の一人 Guy Lefever 氏に店名の由来を尋ねた。発音は似ているが”Belge”と”Bergerie” は“L”と“R”の違いがある。店名は羊小屋の意で、ベルギーの意は含まれない。その為だろう羊の調度品が多い。献立表にも羊の絵柄が有った。 山田正春 ボア・セレスト 港区赤坂2-13-21 清川ビルB1 Tel/Fax:03-3588-6292 E-mail: cereste@m2.pbc.ne.jp
by ceresteaks
| 2006-09-17 07:50
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