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ベルギービールは、多様でありながら、夫々自体が完成品であると思う。であるから、それだけで完結する。詰まり、ツマミ等の脇役は不要である。しかしながら、悲しいかな私は日本生まれ、日本育ちの、しかも片田舎の由緒正しい農家の倅である。私が幼少の頃の、生家での普段の食事風景は、家長を中心に、一汁一菜を、声を出さず、音を立てず、黙々と食す。酒類は其処に無い。所が、法事等の親戚縁者が集い、宴が催されると、数々の御馳走が準備される。振舞う事が家長の器量であり、誉れである。当然、男達の為に酒が用意される。肴の無い宴会は、有り得ない。斯(カク)の如き環境で成人手前まで過ごしたのだから、どうしても酒に肴を欲する。この場合はビールの“アテ”即ち、“ツマミ”を求めてしまう。そこで、チーズを注文した。サイコロ状の立方体に切られた、薄オレンジ色の半硬質チーズが、小さいガラスのボールに入れられ運ばれて来た。それに、緑繋った粉末が掛けてある。その正体は、“セロリー・ソルト”で乾燥セロリの粉と塩を合わせた香辛料であり調味料である。これが、また悶着の原因となった。
以上は空想小説で、登場人物は実在しません。 ボア・セレスト 港区赤坂2-13-21 清川ビルB1 Tel/Fax:03-3588-6292 E-mail: cereste@m2.pbc.ne.jp
by ceresteaks
| 2008-06-12 09:19
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