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前述、Le Roy d'Espagne の項で、天井に吊るしてある風船状のものが、アイシングラスである、と記した。確かにその様に説明を受けた。しかし、玉井美子さんの著書『ベルギーの小さな旅』では、場所は違えど写真入りで、それが魔除けの豚の膀胱である、と記述されている。女史は、高名な建築家で法政大学教授の陣内秀信氏の奥方で、ベルギー政府観光局にお勤めであった。当時から、小生は存じ上げている。更に、弊店を手伝って呉れている我姉の、目白に在る大学の同学年、同学部、同学科、同級生であった。その誠実なお人柄は、よく存じているし、この著書の為の綿密な調査は、お聞きしていた。風船もどきの真義を、近い将来確かめて来よう。”De Ultieme Hallecinatie ドゥ ウルティエム ハルシナティー 究極の幻覚”である。前部は高級レストランで、小生が信頼するベルギー・レストランガイド『Lemaire 2004』では、設えはダイヤ印三つの”Remarquable 注目すべき”で、味は72点で”Qualite Remarquable”の評を得ている。後部はビアカフェで、いずれもアール・ヌボーの内装が素晴らしい。観光見学コースの一つになっている。そこは、Rue Royaleと言う、南は正に王宮の在るPlace Royale ロワイヤル広場 から Parc de Bruxelles ブリュッセル公園と、世界三大コンテストの一つ、エリザベート・コンテストが行われる Palais des Beaux-Arts パレ デ ボザール の裏との間を通り、Palais de La Nation パレ ドゥ ラ ナシオン 国会議事堂 の脇を進み、左眼下に Banque Nationale バンク ナショナル 国立銀行 と、王家の結婚式も行われる Cathedrale St. Michel サン ミッシェル大聖堂 を見て、火の消える事の決して無い、無名戦士の慰霊記念塔のある Place de Congres コングレ広場の前を過ぎ、内環状線と交わり、Jardin Botanique 植物園 の上部を掠め、北の端の、Ste. Marie 聖マリア教会の在る Place de la Reine プラス ドゥ ラ レーヌ 女王広場に至る通り沿いに在る。東京で例えれば、桜田通りと宮城前の内堀通りを合わせた様な所だ。
by ceresteaks
| 2005-09-15 11:09
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