ボア・セレストのページ
2012-04-18T11:54:21+09:00
ceresteaks
レストラン”ボア・セレスト”の情報配信
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2012年ベルギー・ツアー,そのⅢ。
http://ceresteaks.exblog.jp/17801046/
2012-04-18T11:54:33+09:00
2012-04-18T11:54:21+09:00
2012-04-18T11:54:21+09:00
ceresteaks
未分類
ボア・セレスト の 告知
熟成は醍醐味。
ベルギービールの真髄は壜内二次醗酵にあり。
多くの伝統的本格ベルギービールは、その方法に因り、時の経過と共に熟成を重ね、味わいを深くしていく。
弊店では、随時状態良好な隠匿熟成ベルギービールを提供します。
資格は不要です。過去にも未来にもそれは存在しない。
ベルギービールを扱うにも、ベルギービールを楽しむにも、
美味しさを楽しむ感性さえあれば充分です。
事前の調査で、ベルギーを含む地域に寒波が襲来したのを知っていた。特に、今回目指す所であるベルギー南東部丘陵地帯Ardenneアルデンヌは寒く、最高気温 -5℃、最低気温-17℃とあった。近年の寒波を避ける為に、過去十年余りベルギー・ツアーを1月に行っていたのを2月に変更したのが昨年であった。その年は、目論見が的中し我が慧眼を密かに自賛した。然しながら、今回は神に見放されたかと思わざるを得なかった。
1978年冬、小生が在白当時、寒かった。ベルギーは銀世界になった。尤も、ベルギーの最高峰は海抜700m以下で、雪雲がぶつかる程の高さはない。雪雲はアルプスの山々にぶつかり、大雪を降らす。従って、ベルギーの雪は然程のものではない。しかし、雪に慣れていないベルギー人には晴天の霹靂(ヘキレキ)、曇天の辟易(ヘキエキ)。だらだら坂でも自動車は立ち往生。前の車の難儀を見かねた心優しいベルギー人は、己の状況を忘れ、救援に向かう。目出度く前の車は、坂を登りきった。彼の親切な御仁の車は、・・・・。この繰り返しで、日は暮れ、置き去りにされた車の列が残った。
又、寒さの為、道が凍った。ある場所ではスケート・リンクの様になり、何台もの車が弧を描いた。何処かに衝突するまで。池も凍った。水鳥の足が氷に固められ動けなくなった。とは笑い話だが、池の氷の上をペタペタ歩く様は、愉快ではあった。その冬は、日本の“ホンダ”車が、雪に強いと言われて、売れた。それだけが理由では無いだろうが、その会社は工場を含め、三法人をこの国に置いた。因みに“HONDAホンダ”は“H”を発音しない仏語読みで“オンダ”であり、“YAMAHAヤマハ”は“ヤマー”で、我が名“正春Masaharu”は“マサール”であった。林さん、長谷川さん、浜田さん、・・・大変でしたね。
閑話休題。
同行の方々の安全を考え、訪問予定の各醸造所やレンタカー会社に道路状況を問い合わせた。特に、レンタカー会社にスノー・タイヤの用意があるか等々訊ねた。ドイツでは、スノー・タイヤ(スパイク・タイヤ、チェーン装着は高速及び市内一般道で禁止。)ならぬウインター・タイヤ(スタッドレス・タイヤの道路に優しいモノ。)の装着が冬季には義務付けられている。ベルギーにはそれが無い。何度も確認したが、レンタカー会社の東京事務所の回答は『ベルギーでは、そのタイヤの用意は無い。』であった。そこで、某自動車会社の元現地社長と相談の上、ベルギーでウインター・タイヤを購入の上、借り受けるレンタカーに履き替えさせる事を準備した。所が、所が、ベルギー空港のレンタカー受付で、『・・・付けてあるよ。』の返事。神は、ほんの少し振り向いて呉れた。更に、カウンター内の別の男性が、『私は、その地方から通っているが、自動車走行に問題は無い。』と仰せあそばした。何と言う幸運であろうか。窒息寸前の喉のつかえは瞬時に取れ、肩の荷は5トンが5kgに減った。
《我は晴れ男なり。》
ボア・セレスト
港区赤坂2-13-21 清川ビルB1 Tel/Fax:03-3588-6292
E-mail: cereste@m2.pbc.ne.jp
OPEN:18:00~24:00,23:00(土曜日) CLOSE:日曜日、祭日
【bière,bier,ビール】
Watou’s Wit \900 Saison Regal \900 Blanche de Namur \1,100
Hoegaarden Grand Cru \1,100 Corsendonk Pater \1,300
Oerbier \1,500 Girardin Oude Gueuze \1,700 他多数
【料理】
リエット ¥800 フリッツ ¥800 焼コロッケ ¥1000
アンディーヴ・グラタン ¥1200 ブーケ ¥1200 他多数]]>
2012年ベルギー・ツアー,そのⅡ。
http://ceresteaks.exblog.jp/17513705/
2012-03-13T10:58:50+09:00
2012-03-13T10:58:49+09:00
2012-03-13T10:58:49+09:00
ceresteaks
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ボア・セレスト の 告知
熟成は醍醐味。
ベルギービールの真髄は壜内二次醗酵にあり。
多くの伝統的本格ベルギービールは、その方法に因り、時の経過と共に熟成を重ね、味わいを深くしていく。
弊店では、随時状態良好な隠匿熟成ベルギービールを提供します。
資格は不要です。過去にも未来にもそれは存在しない。
ベルギービールを扱うにも、ベルギービールを楽しむにも、
美味しさを楽しむ感性さえあれば充分です。
[#PARTS|USER|52818#]
昔、アジアに住んでいた一族が、神の声を聞き新天地を求め、西へ向かう蒼茫の民となった。ウラル山脈を越え、“天国”と示してある道標を見付けた。その方角に沿って、北へ進んだ。そこがフィンランドだった。この話には、幾つものオチがあり、又異なった筋立てで語られる事もある。兎も角、フィンランドの人々のルーツがアジアであるとの説は多く言われてきた。曰く、『乳児に蒙古斑が有る。』、『言葉が他の欧州のそれと違う。』等である。前者に付いては、小生は見た事が無い。見ようとした事は・・・。幸運な機会は在ったが逃してしまった。であるが、サウナ風呂の番台のオバチャンと産科の看護士の話しを総合すると、現在蒙古班が現れる子供はいないそうだ。オバチャンにも看護士にも会っていない、当然作り話だが、後半は事実だそうだ。
言葉、フィンランド語については、難解を極めるらしい。多くの、モトイ、少ない中の大半の日本人留学生が、フィンランド語習得で挫折するらしい。Scandinaviaスカンジナビア と言うと、Norway, Sweden, Denmark そしてIceland であり、Nordicノルデックと言うと、Norway, Sweden, Finland であるそうだ。友人のノルウェー人醸造家Kjetil Jikiun シェティル・ジキューンが、かく語りき。フィンランドは1917年にロシアから独立した共和国であるが、時は大正16年、2年前に大一次世界大戦が勃発した。ベルギー王国が1830年(1831年説もある。) に独立したのだが、ドイツもイタリヤも現在の国になったのは19世紀である。何とも新しい国々である。そして、サンタクロースの国フィンランドの航空会社フィン・エアーに乗り、我等はベルギーを目指した。
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2012年ベルギー・ツアー。
http://ceresteaks.exblog.jp/17465963/
2012-03-05T10:24:30+09:00
2012-03-05T10:24:27+09:00
2012-03-05T10:24:27+09:00
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ベルギービール
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熟成は醍醐味。
ベルギービールの真髄は壜内二次醗酵にあり。
多くの伝統的本格ベルギービールは、その方法に因り、時の経過と共に熟成を重ね、味わいを深くしていく。
弊店では、随時状態良好な隠匿熟成ベルギービールを提供します。
資格は不要です。過去にも未来にもそれは存在しない。
ベルギービールを扱うにも、ベルギービールを楽しむにも、
美味しさを楽しむ感性さえあれば充分です。
我等が、ベルギー・ビール醸造所巡りツアーに出発する直前に、目的とする欧州に寒波が到来した。確か三年前に20年振りの寒波だとかで、オランダの運河が凍り、運河でのスケート競技が復活したとかのニュースがあった。風でなく寒波だったので、桶屋ではなくスケート靴屋が大層儲かったそうだ。その次の年も寒波が欧州を襲った。温暖化が懸念されていたのに“此れは如何に”と怪訝ではあったが、寒波を避ける為に、それまで一月に決行していたツアーを、去年、つまり2011年より二月に変更した。それが好結果を生み、すっかり気を良くし今年も二月に断行した。それが、それが、今年は二月にベルギーは凍えた。事前の天気予報でも最低気温-17℃、最高気温-5℃の地方もあった。今年は、東京も寒いが、それ所ではない。何よりも恐れるのは、道路凍結で、1978年の冬にブリュッセルはスケートリンクになった。氷の上で、自動車のハンドルは利かない、ブレーキも効かない。重力の成すが侭(まま)である。それでは、車外に出て押してみようと外に出ると、立っていられない。ずるずると寝そべってしまう。その忌まわしい記憶が蘇る。そこで、訪問予定の醸造所全てにその場所の気象状況を問い合わせ、ベルギー在住の知人達に近況を問い合わせた。全醸造所から返事は無し、知人達からは、曖昧なそれ。ベルギー及びオランダ、フランス駐在が長かった自動車会社勤務だった御仁に尋ねたところ、『ドイツは、冬季には自動車に冬用タイヤの装着が義務付けられている為、レンタカーも例外ではない。しかし、ベルギーはその義務は無い。』との事。小生が予約したレンタカー会社の日本支店に問い合わせても、同じ答えで、冬用タイヤの用意は無いとの事であった。そんな中で或るベルギー人から『気を付けて、運転すれば大丈夫じゃな~い。』とのメールを受け取った。何事も良き方に解釈する小生の楽天性を大いに発揮し、“大丈夫だ~!!!”と紀伊国屋文左衛門の、コロンブスの蛮勇を見習った。
2月4日、遅れる事無く、ベルギーのZAVENTEMザーヴェンテンに或るブリュッセル国際空港に着き、手荷物も無事受け取って、レンタカー・カウンターへ行った。恐る恐る事の次第を聞くと、『全ての車のタイヤを冬用に換えてある。』との答え。更に、別の男性が『私はSPAスパから来ているが、自動車道路は問題ない。勿論、気を付けて運転して下さい。』と助言してくれた。”SPAスパ”は目的地の一つで、小生が最も懸念していた場所だった。
かくして、9人定員のベンツのミニ・バス(日本ではワンボックス・カー)に9人が乗り込み、後方がまるで見えない程、荷物を積め込み、出発した。
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二水会
http://ceresteaks.exblog.jp/17211223/
2012-01-13T12:17:27+09:00
2012-01-13T12:17:30+09:00
2012-01-13T12:17:30+09:00
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ボア・セレスト の 告知
熟成は醍醐味。
ベルギービールの真髄は壜内二次醗酵にあり。
多くの伝統的本格ベルギービールは、その方法に因り、時の経過と共に熟成を重ね、味わいを深くしていく。
弊店では、随時状態良好な隠匿熟成ベルギービールを提供します。
資格は不要です。過去にも未来にもそれは存在しない。
ベルギービールを扱うにも、ベルギービールを楽しむにも、
美味しさを楽しむ感性さえあれば充分です。
去る1月11日水曜日に、今年初めての『二水会』と称している“ボア・セレスト ビール会”を催した。概ね第二水曜日に行うので、この名にした。その始まりは1994年9月である。弊店開業が1988年2月であるが、その当時、ベルギービールは入手困難で、ベルギー料理食材も入手至難であった。故に、弊店で“ベルギー・・・”
を看板に名乗るのを憚(はばか)った。その後年々輸入業者の努力もあって、ベルギービールも食材も増えていった。小生は1977年から1980年迄、ベルギーで暮していたものの、“飲む喰う”に考察が無く、享楽的にそれらを楽しんでいた。甚(はなは)だ反省しきりである。1990年代になって、日本国内での情報収集に限界を感じ、忘れ物を取り戻すが如くに、ベルギービールとベルギー料理を、改めて見聞すべくベルギーへ赴いた。それが1994年8月である。その折、持帰ったベルギービール(Steendonk Brabants Witbier, Blanche de Namur, Augustijn, St.Feuillien Brune ,St.Feuillien Blonde)を近しい人々を招き試飲した。それが“第1回ビール会”である。略毎月開催し18年、約200回を数える。
以下が今回の献立表である。
―――― 二水会 ―――――
ボア・セレスト ビール会 11 Jan 2012
“新春、門出のベルギービールと料理”
○Petrus Speciale ペトリウス・スペシアル
NV Bavik SAバヴィック株式会社, 1894, Rijksweg 33 Bavikhove Kortrijkコルトレイクの北東 西フランダース州
○Avec les Bons Voeux アヴェック・レ・ボン・ヴー
Brasserie Dupont sprl デュポン醸造所有限会社, 1844, Tourpes―Leuze トゥープ・ルーズ Bruxelles の南 Hainaut エノー州
○La Chouffe ラ・シュフ
Brasserie d’Achouffe SCRL アシュフ醸造所有限会社, 1982, Achouffeベルギー南東 ルクセンブルグ大公国国境近く Luxemmbourgルクセンブルグ州
○Het Kapitelle Abt ヘットゥ・カピテル・アプトゥ
Van Eecke NVヴァン・エーク株式会社, 1862, Watouワトゥー ベルギーの西端の南 仏国境近く 西フランダース州
○Leffe Brune レフ・ブリュンヌ
InBev インベヴ. 1349, Leuven ルーヴェン/ ルーヴァン Bruxellesの東
フランダース・ブラバント州
料 理
・ 小海老のガーリック・オイル焼
・ポテトもち
・ロール白菜
・パン
・チーズ
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2012年ベルギー・ツアー。
http://ceresteaks.exblog.jp/17177196/
2012-01-06T15:42:44+09:00
2012-01-06T15:42:47+09:00
2012-01-06T15:42:47+09:00
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ベルギービール
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熟成は醍醐味。
ベルギービールの真髄は壜内二次醗酵にあり。
多くの伝統的本格ベルギービールは、その方法に因り、時の経過と共に熟成を重ね、味わいを深くしていく。
弊店では、随時状態良好な隠匿熟成ベルギービールを提供します。
資格は不要です。過去にも未来にもそれは存在しない。
ベルギービールを扱うにも、ベルギービールを楽しむにも、
美味しさを楽しむ感性さえあれば充分です。
前年は身内に不幸があり、それや此れやで忙しく、且つ慌しく過ぎてしまいました。
今年2012年も2月4日より“ベルギービール醸造所巡りツアー”を敢行します。
2月 4日(土)出発
2月 5日(日)
Brouwerij Sint Canarusシント・カナリュス醸造所見学。
Brasserie à Vapeurヴァプール醸造所見学。
2月 6日(月)
Brasserie de l’Abbaye Notre-Dame d’Orval SA オルヴァル醸造所見学。
Brasserie Artisanale de Rulles SPRL リュール醸造所見学。
2月 7日(火)
Brasserie Cosse コス醸造所見学。
2月 8日(水)
Brasserie Grain d’Orgeグラン・ドルジュ醸造所見学。
Brasserie d’Achouffeアシュフ醸造所見学。
2月 9日(木)
Brasserie Artisanale La Saint-Mononサン・モノン醸造所見学。
Brasserie la Caracoleカラコール醸造所見学。
2月 10日 (木)
Brasserie Fantôme ファントム醸造所見学。
2月11日(土)ベルギー発
以上が予定ですが、帰国後に探訪記を随時ブログ上で報告したい。
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[#PARTS|USER|51117#]]]>
2011年ベルギー・ツアー 6日目そのⅣ。
http://ceresteaks.exblog.jp/15288152/
2011-08-17T09:12:30+09:00
2011-08-17T09:12:33+09:00
2011-08-17T09:12:33+09:00
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ボア・セレスト の 告知
熟成は醍醐味。
ベルギービールの真髄は壜内二次醗酵にあり。
多くの伝統的本格ベルギービールは、その方法に因り、時の経過と共に熟成を重ね、味わいを深くしていく。
弊店では、随時状態良好な隠匿熟成ベルギービールを提供します。
資格は不要です。過去にも未来にもそれは存在しない。
ベルギービールを扱うにも、ベルギービールを楽しむにも、
美味しさを楽しむ感性さえあれば充分です。
Brouwerij Van Steenbergeヴァン・スティーンヘルグ醸造所はGent(蘭:ヘントゥ、仏:Gand ガン)の北郊外に在る。この醸造所からGentの外環状高速自動車道路R4に乗り、更にN252をKanaal Gent-Terneuzen ゲントゥ~テルヌーゼン運河 沿いに北上すると、直ぐにオランダ領Zeelandゼーラントゥ州である。このZeelandが南太平洋のNew Zealandニュージーランド国
のその国名の語源になっている。U.S.A.のNew Yorkニューヨーク が嘗てNew Amsterdamニューアムステルダム と言われ、その一部地域にHarlemハーレムが在るが、Amsterdam近郊にHaarlemハーレムの町が在る。オランダが海洋国家として覇権を握っていた証である。閑話継続。
Gentには二つの大河(?)が流れ込んでいる。一つがフランスの北部を源流とするLa Scarpe ラ・スカルプ=スカルプ川がベルギー領ワロン地方でLa Escautラ・エスコー=エスコー川と名前を変え、フランダース地方に入りScheldeスヘルドゥ川と名を変え、Antwerpenアントゥウェルペン=アントワープで入り江の如き大河となり、オランダ領に囲まれNoord Zeeノールトゥ・ゼー=北海へ潅ぐ。Scheldのラテン語名が“Scaldisスカルディス”でBrasserie Dubuisson Frère SPRLデュビュイッソン兄弟醸造所有限会社 の海外輸出向け代表銘柄名になっている。その商品はベルギー及び近隣諸国では、以前同様”Bush”である。
他方、フランスのLilleリール北部でLa Deûleラ・デュール=デュール川とLa Lysラ・リス=リス川が交わり、ベルギー領フランダース地方に入りLeieレイエと名を変え、Kortrijkコルトレイクを寸断し、Roeselareルースラールからの運河と合流し、ベルギー国内有数の高級住宅地で、嘗て一派をなし、現在も受け継がれている絵画派が拠点とした、Sint-Martens-Latemシントゥ・マルテンス・ラータムの景観を演出し、Gentの最重要建造物の一つであったギルドの倉庫群の建ち並ぶGrasleiグラスレイに恵を与え、フランドル伯城の守りとなり、Gentの町を半周しScheldと合流する。前在日ベルギー大使であったブランデルス氏の奥方エリザベスさんは、Sint-Martens-Latemシントゥ・マルテンス・ラータムの出身で、それはフランダース出身を意味するのだが、彼女はフランス語しか喋らず、Leieレイエを常にLysリスと呼んだ。Sint-Martens-Latemシントゥ・マルテンス・ラータムの有名なAuberge du Pêcheurオーベルジュ・デュ・ペシュールのレストラン Orangerieオランジェリー で従業員もお客も会話は殆ど全て仏語で交わされ、小生のフランダース人の友人は『フレンドリーじゃないネ。』と笑って言ったが、居心地は悪い様だった。しかし、同じくフランダース人の他の友達の一人は、小生が其処に招待した時、『自分の誕生パーティーをここでしたい。』と言った。又、別のフランダース人の友人は、『Gentゲント 近郊で薦めたいのは其処だ。』と夫人と声を揃えて言った。人の感想はまちまちである。兎角、彼の国では・・、彼の地では・・、彼の国の人は・・、彼の国の何々は・・、と比較人類学或は文化論的に語りたくなるが、例外は必ず有り、最大公約数的な総論を語るのには留意すべきだろう。自戒。
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2011年ベルギー・ツアー 6日目そのⅢ。
http://ceresteaks.exblog.jp/15027706/
2011-06-28T10:15:17+09:00
2011-06-28T10:15:20+09:00
2011-06-28T10:15:20+09:00
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ボア・セレスト の 告知
熟成は醍醐味。
ベルギービールの真髄は壜内二次醗酵にあり。
多くの伝統的本格ベルギービールは、その方法に因り、時の経過と共に熟成を重ね、味わいを深くしていく。
弊店では、随時状態良好な隠匿熟成ベルギービールを提供します。
資格は不要です。過去にも未来にもそれは存在しない。
ベルギービールを扱うにも、ベルギービールを楽しむにも、
美味しさを楽しむ感性さえあれば充分です。
如何にも残念な事ながら、予定の時間過ぎてしまいBrouwerij Van Steenbergeヴァン・スティーンヘルグ醸造所を後にする事とあい成った。以前、ここを訪問した際に、『樽熟成を行っているのはWestmalleウエストマール とウチだけだ。』と聞いた。安易に樽熟成をしようとすると、破裂の恐れがあるそうで、それに付いてのノウハウがあるそうだ。多くの醸造所は、樽詰のビールは濾過したモノで、壜熟成のモノとは違うそうだ。確かに、樽出しのビールはスモーズでフレッシュな味わいのモノが多い。残念ながら味わいに欠ける。ベルギービールのベルギービールたる味わいに欠ける。小生にはそう思えてならない。その話しを聞いた後、多くの醸造家に樽ビールに付いて聞いてみた。『壜に詰めるビールも、樽のそれも同じだ。』と答えた人は少なくなかった。その人達は極小規模の造り手であったが、それとの因果関係は判らない。現在、無濾過樽熟成のビールが増えた。ノウハウが伝播したのだろうか。それやこれやを教えて欲しかったのだが、時間が無くなってしまった。ムール貝を沢山、沢山、食べる為に北を目指して出発した。
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2011年ベルギー・ツアー 6日目そのⅡ。
http://ceresteaks.exblog.jp/14871791/
2011-05-31T10:45:02+09:00
2011-05-31T10:45:03+09:00
2011-05-31T10:45:03+09:00
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熟成は醍醐味。
ベルギービールの真髄は壜内二次醗酵にあり。
多くの伝統的本格ベルギービールは、その方法に因り、時の経過と共に熟成を重ね、味わいを深くしていく。
弊店では、随時状態良好な隠匿熟成ベルギービールを提供します。
今や万国共通と言っても良い食品と飲料が並ぶホテルのビュッフェ式朝食を済ませ、
Gent(蘭:ヘントゥ 仏:Gand ガン 英:Ghentゲントゥ) 、繊維貿易で栄えた貿易の町、それを支えた大運河、その町の北北東の運河の外側にErtveldeエルトゥフェルドゥ の町が在る。
特に欧州のカトリック圏で観られる教会を中心にした町で、Gent のベットタウンである。そこで大きな敷地を有している企業がBrouwerij Van Steenbergeヴァン・スティーンヘルグ醸造所 である。過去3回訪問したので、簡単に辿り着けると思っていたが、あに計らんや、入口がなかなか見付からない。以前より家並みが混んで、その偉容が目に入らなかった。暫し付近をうろうろし、目的地に着いた。この醸造所は1784年創業で、他の有名醸造所と姻戚関係があり、過去にはこの町(市?) の市長を輩出した、由緒ある家族が受け継いでいる。市長を含め政治家を生んだ醸造所は多い気がする。我国の造り酒屋と同様に、土地の有力者だったのだろう。現社長は Jef Verseleジェフ・ヴェールセル氏で、彼が“父”と呼ぶ人の姓はVan Steenbergeヴァン・ステイーンベルグ氏である。Steenは“石”の意であり、発音は“ステーン”であるが、ここの一族とその社名は“スティーンベルグ”であると聞いた。更に”bergベルク”は『山、岡・・』であるが、”bergeベルグ”が何であるか、今現在小生には分からない。兎に角、個人名である。更に、若き現社長のJef氏の姓が代々の家族名と違うのは、未だ解き明かされない謎である。
知ってしまえば、簡単な事かもしれないが・・・・・。
そのJef氏との約束の時間に、彼が現れない。別件でBruxellesへ行き、帰って来れないとの事だ。そこで、父上の登場。そのお姿は、過去にお見掛けしたが、お話を聞けるのは今回が初めて。小生の醸造所探訪記に残る大きな出来事の一つになるだろう。
更に、現職を退いた、前醸造責任者が現れ、我々を醸造所内に案内してくれた。早くに醸造所設備の革新に着手し、全てコンピューター制御のシステムはこの醸造所を大きく推進させた。隣で、あれこれと説明してくれる、善良を圧縮して手足を付けた様な初老の男性と、その事実が重なり合わない。以前、そこの主力商品でもある”Piraatピラートゥ”を試飲させてもらった時、「DNS(Dimethyl Sulefide 硫化ジメチル)の匂いがあるが・・・。」と迂闊にも言ってしまった。すると、善良居士は、『数ヶ月後には無くなるから心配は要らない。』と平然と言ってのけた。そこに経験に裏付けされた、自信に満ちた職人の姿を見た。正にその男性が傍にいて、ピカピカに手入れされたステンレス製の糖化槽と煮沸釜を目の当たりにし、ベルギーでビール文化継承の絆がいかに強いかを感じさせられた一幕であった。
ボア・セレスト
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2011年ベルギー・ツアー 6日目そのⅠ。
http://ceresteaks.exblog.jp/14786093/
2011-05-16T11:01:00+09:00
2011-05-16T11:04:29+09:00
2011-05-16T11:01:36+09:00
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熟成は醍醐味。
ベルギービールの真髄は壜内二次醗酵にあり。
多くの伝統的本格ベルギービールは、その方法に因り、時の経過と共に熟成を重ね、味わいを深くしていく。
弊店では、随時状態良好な隠匿熟成ベルギービールを提供します。
2月10日木曜日。昨夜、幾多の苦難を乗り越え辿り付いたホテルで朝を迎えた。ここAntewerpenアントゥウェルペン(仏:Anversアンヴェルス、英: Antwerpアントゥワープ)で、観光スポット、商店、劇場、美術館、博物館、飲食店が集中する旧市街は徒歩で周れる範囲である。ところが、広い意味でのそこは、世界有数の港が在り、世界有数のダイヤモンド・センターが在り、日本にも輸出している製麦工場が在り、大學が在り、世界各国の企業がオフィスを構えるベルギー第二の都市で、人口50万人弱でビール消費量は国内ベスト5に入るそうだ。第二の都市でありながら、ビール消費量が第二でないのは如何した事か疑問が残る。機会があれば調査したい。欧州で、すっかりアメリカンスタイルのホテルが定着し、機能的な設備とビュッフェ形式の朝食はお馴染みになった。
我々日本人の多くも、そのスタイルを当然の如く受け入れ、快適さを享受している。
昔風の旅篭は、今や絶滅危惧種並なのだろうか。大百科事典も及ばない巨大な宿帳。ポケットに入りきらないキーホルダー。難なく覗ける部屋扉の大きな鍵穴。スプリング式の高いベッド、由緒正しき日本人にはどう使ってよいのか大いに迷う長い円柱形の枕その1、と大きな正方形の頭が沈んでしまう枕その2。時として、ベッドの傍にあるビデ。後には聖書が入っている事が多かった、昔は壷便器が入っていたベッド脇のターブル・ドゥ・ニュイ(ナイト・テーブル)。猫脚のバスタブ。途中でお湯が水に変わるかもしれないシャワー。朝にはベッドに運ばれる、パンとコーヒーだけの朝食。快適且つ円滑とは言えないが、文化の違いを感じるに充分であり、旅情を楽しむに大であった。等と思いつつ、正にビジネスホテル然とした当ホテルの食堂に向かった。本日の始まりである。
ボア・セレスト
港区赤坂2-13-21 清川ビルB1 Tel/Fax:03-3588-6292
E-mail: cereste@m2.pbc.ne.jp
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2011年ベルギー・ツアー 7日目そのⅤ。
http://ceresteaks.exblog.jp/14682358/
2011-04-28T09:07:27+09:00
2011-04-28T09:07:25+09:00
2011-04-28T09:07:25+09:00
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ボア・セレスト の 告知
熟成は醍醐味。
ベルギービールの真髄は壜内二次醗酵にあり。
多くの伝統的本格ベルギービールは、その方法に因り、時の経過と共に熟成を重ね、味わいを深くしていく。
弊店では、随時状態良好な隠匿熟成ベルギービールを提供します。
帰国して直ぐに行う予定の、弊店での持帰りベルギービール試飲を目的にした、ビール会“二水会”の為にもBrouwerij de Dochter van de Korenaar のビールは、何としても持ち帰りたいと思い750mlの壜を9本購入した。もっともっと持帰りたいのであるが、飛行機の手荷物重量制限がネックとなり断念せざるを得なかった。国際宅配で別送便として送る方法もあるのだが、確かに過去数回その方法を取った事がある、今回、宅配業者への受け渡しの場所時間の問題を、打ち合わせる段取りが時間の都合で出来なかった事もあり、断念した。その別送便宅配であるが。壜ビールを扱うに当っては、大変注意を払い、緩衝材としての発砲スチロールの小片を、何重にもエアーキャップ(“プチプチ”である。)で包んだ壜の間に、充分過ぎる程積めこんで、その梱包箱の中身の殆どが緩衝材であるかの様、否、である。その結果、中身の数倍のゴミを処分する羽目になる。目指す壜ビールを取り出す為に、辺りは発砲スチロールの小片が散乱し、それを袋に押し込める事に成功した際にはその袋の大きさに驚き、ゴミ置き場がそれで占拠され、近隣に対し片身の狭い思いをする。その多大な努力を払った末でも、壜が割れる事があるのだ。同行者の助言と、その経験から、壜が割れるのは、相互に衝撃を受けるからで、距離を置かなければ衝撃そのものが無い筈だと思い、壜と壜を直接密着させ全体を強く結わいた。スペースシャトルを見送る乗組員家族と似た感情で、翌日スキポール空港のチェックイン・カウンターで、その荷物を見送った。約12時間後、成田空港の手荷物引渡し場のターン・テーブルで、先ず、自分のスーツケースを見付け、引き摺り出した。スーツケースの表面が濡れている。良い香りがする。ビールのそれだ。不安は確信へと変わった。その数分後、はち切れんばかりだったザックが萎んで現れた。液体を滴らしている。そして絶望。・・・・。衝撃は内なるモノだけでは無い。当然考えられる事であったが、無い事を願い、それが盲信となっていた。
後日談がある。そのザックの中でBrouwerij de Dochter van de Korenaar の9本の内7本が割れた。一緒に入れていたシャンパーニュ様のランビックの壜は全て無事であった。輸入業者とも話したが、肩の張ったボルドー型の壜はシャンパーニュ型のそれに比べて軽い、即ちガラスの量が少なく薄い、それは耐久性に乏しい。高い授業料であったが、良い教訓となった。
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2011年ベルギー・ツアー 7日目そのⅣ。
http://ceresteaks.exblog.jp/14575535/
2011-04-09T10:54:58+09:00
2011-04-09T10:54:58+09:00
2011-04-09T10:54:58+09:00
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熟成は醍醐味。
ベルギービールの真髄は壜内二次醗酵にあり。
多くの伝統的本格ベルギービールは、その方法に因り、時の経過と共に熟成を重ね、味わいを深くしていく。
弊店では、随時状態良好な隠匿熟成ベルギービールを提供します。
過去に弊店で、Noblesseノブレス と Bravoureブラヴール を置いた事がある。緑色のボルドー・ワインのボトルに似た肩の張った、首の長い330mlの小壜であった。前者は、淡い小麦色の低アルコールの軽やかなビールで、後者は、モルトの風味豊な、小生がベルギー在住時にしばしば口にした、ベルギーを強く感じさせる味わいのビールである。この醸造所のオーナー・ブリュワーはオランダ人である。それが故に、ベルギー・ビールを殊更意識し、特徴と思われる風味を強調したのだろうか。その感想は、小生の憧憬に因る偏見かもしれない。ところが、歳月人を待たず。現在は、その壜のビールは無い。Ronald Mengerink氏曰く、『それは、随分以前に使った壜で、今は異なった壜を使っている。』。果たしてその通りで、彼が次々に試飲用に出してきたビールの壜は全て濃い茶色のものであった。しかし、中身は驚く程の変貌を遂げているが、Noblesse, Bravoure の名前だけは残っていた。彼が提供して呉れたビールの一つにハーブ、スパイスをふんだんに使ったモノがあった。使用したか否か、又それが何か分からない位に、控えめな加え方をする事が多いベルギービール界にあって、此れは特異である。又、ビールを熟成させるのに、ピートを使ったウイスキー樽とピートを使わないウイスキー樽を使用したモノ。ワイン樽を使用した物と様々であった。過去に、ありとあらゆる試みをする醸造家達を訪ねた事がある。我日本国の地ビールと言われる小規模醸造所でも、U.S.A.のマイクロ・ブリュワリーでも同様の試みが絶えず行われている。その努力には敬服するところが少なくないが、中には奇をてらっての所業かと思わざるを得ないモノもある。先ず、原点に返り必要最小限度の原料で、より質の高いモノを造る事に心を砕いては如何であろうか。これは、以前からの持論であるが、それに全くそぐわないモノが、この醸造所のビールである。ところが、このビール達の質の高さは、驚くべきものである。Ronald Mengerink氏のセンスの良さと言う他は無い。今後とも注目したい醸造家の一人である。しかし、悲劇は二日後に起った。
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2011年ベルギー・ツアー 7日目そのⅢ。
http://ceresteaks.exblog.jp/14478737/
2011-03-23T09:22:00+09:00
2011-03-24T14:04:48+09:00
2011-03-23T09:22:05+09:00
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熟成は醍醐味。
ベルギービールの真髄は壜内二次醗酵にあり。
多くの伝統的本格ベルギービールは、その方法に因り、時の経過と共に熟成を重ね、味わいを深くしていく。
弊店では、随時状態良好な隠匿熟成ベルギービールを提供します。
“Trappistenトラピステン”でTrappist Bier トゥラピストゥ・ビール と言うハードカバーの本をドッサリ買った同行の志を乗せて、我等は次なる目的地へ出発した。N12を略東に進み、Turnhoutトゥルンナウトゥ でN119へ道を変える。それを暫く北上すると、オランダとの国境である。であるが、それと気付かせる何物かが少ない。小さな標識一つを除けば無いに等しい。“国境を越えた。”との感動の無いまま不思議の町 オランダ領:Baarle-Nassauバールル・ナソー、ベルギー領:Baarle-Hertogバールレ・ヘルトホ へ突入する。正に“突入”である。一本道のN119をひたすら走ると其処である。前触れも無く、突然である。2001年“宇宙の旅”に代えて“ベルギーの旅”にした時、ここに来た。その時も唐突に着いた。1830(1831?)年ベルギーがオランダから独立する際に、この地を領土にしていた二つの貴族家が新国ベルギーと旧宗主国オランダとに別れた。独立を宣言した際に約20箇所のオランダ領内にベルギーの飛び地ができたそうである。話は10年前。その時、ベルギーで最多銘柄のベルギービールを保持しているビア・ショップとして紹介されていたのが ”Brouwershuis” で 42 Molenstraat に在った。その通りはN119であり、町のメインストリートである。『歳月、人を待たず。』10年の時が、大きく町を変えていた。町自体が膨張し、近代的倉庫や社屋、そして住居が周辺に増えた。その店は無くなっていた。話は現在。我等が目指す”Brouwerij de Dochter van de Korenaar” Pastoor de Katerstraat 24 は容易に見付ける事が出来た。その醸造所の名前を直訳すると“トウモロコシ商人の娘”であるらしいが、オーナー・ブリュワー
Ronald Mengerink氏曰く“ビール”の意味であるそうな。彼の醸造所で試飲の最中、賑やかにはしゃいでいた女の子の声が聞えた。彼の愛娘であるに違いない。やはり“・・・・の娘”にして欲しかった。醸造所の建物を見付け、車を駐車し、夫々に荷物を持って、入口を潜るとそこは小さな売店になっていて、人は居ない。呼び鈴を押し暫し待つ。少し不安が過ぎった。今回は未だ『聞いてないよ~。』と言う事態は無いのであるが・・・・。しかし、杞憂に終わった。背の高い物静かな男性が現れ、我々を直ぐに中へと招じ入れた。入口の後ろが醸造所で、広さは10㎡程であろうか、広くない。そこに略全てが納まっていて興味深い。更に奥が、事務所、兼客間、兼試飲室で、我等は其処で至福の時間を過ごす事になる。
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2011年ベルギー・ツアー 7日目そのⅡ。
http://ceresteaks.exblog.jp/14450337/
2011-03-18T10:04:32+09:00
2011-03-18T10:04:38+09:00
2011-03-18T10:04:38+09:00
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熟成は醍醐味。
ベルギービールの真髄は壜内二次醗酵にあり。
多くの伝統的本格ベルギービールは、その方法に因り、時の経過と共に熟成を重ね、味わいを深くしていく。
弊店では、随時状態良好な隠匿熟成ベルギービールを提供します。
話はWestmalleである。Malle の町が在る。その東にOostmalle、西にWestmalleと分かり易い。分かり難いのがその発音で、現地ではMalleマールラと言う。従ってWestmalleウェストマールラ となる。ベルギーには方言が地域毎にあり、何処の出身者か彼等ベルギー人には容易に分かるらしい。私のベルギー在住時代からの女性の知人で、Bruggeブリュッヘ=ブルージュ出身の男性と結婚し、その地でその家族と暮し、彼等の言葉を覚えた。その後、帰国し在日ベルギー大使館へ行った時に、ベルギー人職員に即座に『何故ブルージュの言葉を話すのか』と訊かれたそうだ。
ベルギーの国語であるワロン語とフラマン語にして、フランス語のベルギー方言とオランダ語のベルギー方言であるのだから事はややこしい。
閑話休題。
事前の度重なる交渉にも拘らず、ウェストマール醸造所の見学は許されなかった。
しかし、覗き見でもしたい。その思いを押さえきれず、街道N12から修道へ続く細い道へ入った。敷地の領域を示す様な石の門柱を抜け、舗装されていない小川沿いの道を進むと、右手に修道院の入口が見えた。入口手前は広く、数台の車が停めてあった。重厚な木製の扉。その脇にインターホンが付けてあるのが、何とも不釣合いで可笑しい。そうこうしていると、一台の車が我等の近くに停まり、一人の平服の男性が慣れた風にその扉から中に入っていった。何事も起りそうに無いので、修道院の周辺を車で廻る事にし其処を離れた。入口からすると右側面の、やはり細い道を進むと醸造所が見えて来た。大きい。トラピスト修道院の醸造所では最も生産量が多い。
尤も、ベルギーの 仏:Artisanaleアルティザナール =蘭: Artisanaalアーティザナール 手作り醸造所を好んで訪ねている我等の目にはその様に映るのであるが、我国日本の大手ビール・メーカーのそれと比べれば、トトロとピカチュー程の違いがある。
街道N12を挟んで、修道院及び醸造所の向かい側に”Trappistenトラピステン”と言う修道院直営のカフェ・レストランが在る。2001年にここを訪れた時と大きく変わっていた。広々とした駐車場、大きな窓で開放的で、明るく広く近代的な店内。朝早かったので、お客は僅かであった。来訪の主旨を告げ、ビール醸造のビデオを見たいと申し出ると、奥のビデオ観賞用の部屋へ通された。先ず、給仕掛かりの立派な風貌の男性に
夫々希望の飲み物、この場合は当然Westmalle Dubbelウエストマール・ダブル=ウェストゥマールラ・ドゥブゥ かTripelトリプル=トゥリポゥであるが、注文し、大きなディスプレイに修道院の歴史そしてビール醸造過程が映し出されるのを観た。訪問者を多く受け入れている醸造所は、この手のビデオを用意している事が多い。言葉の問題はあるが、視覚的に分かり易く有り難い。ビデオ観賞も終わり、飲む事に集中する。Westmalle Dubbel は樽出しで、それはベルギー国内に留まらず賞味する事が出来る。しかし、ここのそれは違った。フレッシュでスムーズ、これは全ての樽出しビールに共通するものであるが、殊更に顕著である。壜内熟成がベルギービールの醍醐味であると唱えている小生にして、その舌に喉に逆らう事の無い、滑らかな味わいと、通常フレッシュであるが故に育まれていない風味が心地良く感じられる。今、手にしているこのWestmalle Dubbelは、他と並列に論じてはいけないのではなかろうか。それは、“Trappistenトラピステン のWestmalle Dubbelウエストマール・ダブル”と言う特別な存在であろう。
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2011年ベルギー・ツアー
http://ceresteaks.exblog.jp/14433819/
2011-03-15T11:33:01+09:00
2011-03-15T11:33:05+09:00
2011-03-15T11:33:05+09:00
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熟成は醍醐味。
ベルギービールの真髄は壜内二次醗酵にあり。
多くの伝統的本格ベルギービールは、その方法に因り、時の経過と共に熟成を重ね、味わいを深くしていく。
弊店では、随時状態良好な隠匿熟成ベルギービールを提供します。
過去に、2009、2010年の“ベルギー・ビール醸造所巡り”の旅の想い出を書き綴った。しかし、夫々最終日に到達する前に次ぎの旅に出掛ける事と相成った。その理由は、小生の遅筆に他ならないのである。そこで、一計を案じ
今回は終わりの方から書き進めようと決めた。20011年2月5日から13日迄の7泊9日の旅であった。5日はベルギーへ出発の日、6日はBruxellesブリュッセルとPajottenlandパヨッテンラントゥ の日、7日はHainautエノー州の日、8日はOud Bruinアウトゥ・ブラーン≧赤ビールの日、9日はVlaanderenフラーンデレン=フランダース州の日、10日はAntwerpenアントウェルペン=アントワープと周辺の日、11日はAntwerpen北部の日、12日は帰国の日、13日は到着の日。以上の旅程であった。では2月11日。過去12回の“醸造所巡り”で悪天候に遭遇する事は稀であった。小生の『日頃の行いの良さ』を訴えるに充分は現象であり、事実其の様に言ってきた。尤も、賛同する御仁は少なかった。それが、この日は朝から怪しい空模様で、些か気勢が上がらない。
目的地である,以前はAbdij Ouze-Lieve-Vrouw van Heiling Hart聖心ノートルダム修道院であったが、現在は Abdij der Trappisten van Westmalle ウェストマール・トラピストゥ修道院と言うらしい所を、先ずは目指した。Antwerpenを出てN12を東北東へ進む。その町の郊外には、高級住宅地が多いと聞く。この道沿いもその一つであろう。立派な邸宅が、木々の間に見え隠れする。緑色を佩びた茶色の大きな藁葺きの屋根を持った其れが眼を引く。我国でも同様だが、維持費が相当に掛かる為、減少傾向にあると聞いたことがある。その持ち主の多くが、オランダ人であるらしい。国境を越えて、ベルギーで暮すのは節税対策の一つであるとか。我国で言う消費税率は、オランダの方がベルギーより低い。所得税、固定資産税・・・・
良く分からない。約10年前にも、この道を走った。その時と比べて、民家が増えている。目指す修道院の遥か手前から住宅地は無かった。隠遁生活を宗とする修道僧達の祈りの場としては、人里離れた所を志向したのは当然であり、結果その様である。所が昨今、民家が迫って来ているのである。それでも、修道院は街道から少し離れた草原(畑?)の中に在る。去年訪れたWestvleterenウェストフレテレンに在るSint Sixtus Trappistenabdijシントゥ・シクステュス・トラピステンアップデイ を思い出した。そこも同様に、人里離れた草原に在る。他に何も無い。しかし、その併設カフェを目指し、中央線も無い細い、農道とでも言いたい道を乗用車が列を成していた。乗っているのは、多くは高齢者。広々とした駐車場を備えた、道の駅とでも言いたくなる現代的建物が彼等の目的地である。それだけの為に計画しなくてはとても行くことは叶わないであろう辺境の地で、Orvalと双璧である。
[#PARTS|USER|38988#]ボア・セレスト
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2010年 ベルギー・ツアー 3日目、その5。
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2010-10-19T09:23:21+09:00
2010-10-19T09:23:25+09:00
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緊急告知
弊店ボア・セレストでは、10月18日~11月30日の間、
ヒューガルデン・ホワイト¥1,100 ⇒¥600
フリッツ ¥800 ⇒¥400
を実施致します。
Brasserie Dupont デュポン醸造所の近代化された真新しい醸造設備を見学した。
’t Brugs Beertjeォットゥ・ブルクス・ベールチェ のDaisy Claeysデイジー・クラーイス が言っていた『“クーリング・タン=熟成タンク”にホップが敷き詰めてある。』を確かめる事は出来なかった。ステンレス製の完全密閉タンクの内部はスーパー・マンでない限り透視は出来ない。見学終了後、主要銘柄の試飲をさせて貰ったが、ホップの爽やかな味、香りが以前に増して感じられた。
その後、ホテルに荷物を置き、ほんの少しのBruxelles市内観光をしつつ、ビール料理でも有名な”Spinnekopkeスピネコプク”へ向かった。以前にも記したが、小生がBruxellesで最初に住んだ Rue des Chartreuxリュー・デ・シャフトゥルー(注:このままカタカナ発音で告げても、現地では通じない。) 直近の Place du Jardin aux Fleuresプラス・デュ・ジャフダン・オー・フルール=花の庭広場 に其れは在る。数人のグループに分かれ、目的を少々果たした後、其処に集まり会食と相成った。小生は、1990年初頭から数度、この店に来ているが、その度に印象が異なる。初めて訪れた時、食前酒として、ヒューガルデン・ウィットゥにアルデンヌ産のリキュールを少量混ぜたビア・カクテルを飲み、Cantillonカンティヨンの樽出しストレート・ランビックを飲みつつ、ムール貝のワイン蒸し を、更にCarbonnades Flamandesカルボナードゥ・フラマンドゥ=牛肉のビール煮 を楽しんだ。その時は、従業員も来客も、そして店内も町場の定食屋と言った雰囲気で、明るく気軽であった。ところが、今回は、店内の照明はやや暗く、立派なムッシュー(ギャルソンとは言わない。)が立派なCarteカルトゥ=献立帳 を持って、恭(ウヤウヤ)しく対応して呉れる。この様な変化は、Bruxellesのみならずある事で、驚くに足らないが、一人の極めて影響力の脆弱な客としては、変わらないで欲しいと思ってしまう。
[#PARTS|USER|30007#]ボア・セレスト
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